広告代理店に勤めている友人と久しぶりに飲んだ。バブルのころは収入も多く、金使いの荒かった友人だが、最近はサイフのヒモを固くしているようだ。聞くところによると、いつ終わるともしれないこの不況が原因で、企業が広告を作ることを渋っているため、広告代理店が活躍する場が減ってきているらしい。どこの業界も大変なようだ。
記 者 北海道や福岡って楽しいですよね。
デスク 夏休みの話か。
記 者 パの某選手と話をしていたら、そんな話になったんですが……。
デスク チームの遠征か? すすきのと中洲なら楽しいことばっかりだろ。
記 者 ボクもそう思ったんですが、一部選手によるとそうでもないとか。
デスク 遊び過ぎて写真週刊誌でも怖いのか。
記 者 そんなのよりもっと「怖い」のがいると。
デスク というと?
記 者 評論家です。
デスク 評論家、ってプロ野球のか。
記 者 何でも某評論家は、札幌と福岡で選手をよく飲みに誘うそうなんです。
デスク 独自取材もあるしな。
記 者 でも選手はそれがウザいようで。しかも……。
デスク 何だよ。
記 者 支払いは「選手持ち」ってこともあるそうです。
デスク 話を聞かせてもらってゴチか。
記 者 評論家も経費削減の影響で、契約するテレビ局や新聞社から飲み代は出ないようなんです。
デスク で、選手が「標的」にされるわけか。
記 者 某選手によれば先日、「いい店知ってるから」と誘われついて行ったら、散々飲んだ揚げ句、支払い時にトンズラされたとか。
デスク 一種の詐欺じゃねえか。
記 者 ボクも同じような経験があるんですけど……。
デスク その評論家と飲んだのか。
記 者 覚えてませんか?
デスク……。
(日刊ゲンダイ2011年7月27日掲載)
●佐々木監督は協会がストップ
メガトン級のなでしこ人気にCM業界は色めき立ち、大手広告代理店も一緒になって「今が旬のなでしこでボロ儲け」をもくろんでいるところだ。
なでしこの中で1番人気はW杯MVP&得点王のMF沢穂希(32)だ。「沢の場合、ビジュアル的にキレイとか、キレイじゃないとか、そういうレベルを完全に超越しているところがある。知名度、存在感、訴求力はスポーツ界のみならず、現時点で国内ナンバーワンの“CMタレント”でしょう。2番人気の丸山桂里奈(28)は化粧映えするタイプでテレビ映りも上々。トークも得意なので、芸能人的なノリでどんなジャンルのCMにも対応できると高評価されている」(放送関係者)
最近はW杯決勝の米国戦で1ゴール1アシストのMF宮間あや(26)人気が沸騰中ともっぱら。
「沢と同じようにビジュアルがどうのこうのではないが、さらっと気の利いたコメントを発してみたり、なでしこの中では頭の回転の速い子だし、某代理店関係者が『えもいわれぬ存在感がある』と話していたが、どう料理しても柔軟に対応してくれるだろうと注目を集めている」(前出の関係者)
内股の“お嬢ちゃん走り”でオジサン連中から絶大な人気を誇るDF鮫島彩(24)は、意外にもCM業界からの評価は低いともっぱら。
「米国女子プロサッカー(WPS)所属というのがネックになっている」とは某サッカー記者。
「WPSでどんなに華々しい活躍を見せたとしても、あまりにもWPSの知名度が低過ぎ、直接的なCM効果が期待できないというのが業界の見立て。さらには東京電力福島原発事故が起きた時になでしこリーグの東電マリーゼ(活動休止中)でプレーしていたという経歴も、やはりCMタレントとして扱いづらい」
明るいキャラクターで人気急上昇の佐々木則夫監督(53)だが、CMに登場する可能性はゼロ。
「サッカー協会サイドが“監督までCMに出ると浮ついている印象を与えてしまう”とストップをかけている。佐々木監督本人も“CMで稼ぐつもりは毛頭ない”と話している」(サッカー記者) 佐々木監督のベタなオヤジギャグをアキレ顔の沢がたしなめる――。そんなCMを見てみたいような気もするが……。
(日刊ゲンダイ2011年7月27日掲載)
ある球団では選手の実力をランクづけ、4つのグループに分類しているという。1つ目は「一軍選手」、2つ目は「一軍管理選手」、3つ目は「若手育成選手」、そして4つ目は「在庫選手」と呼ばれるそうだ。「一軍選手」は常時、試合に出場するレギュラーや主力投手。「一軍管理選手」は代走や代打、守備要員などに加え、入れ替えで25人枠に入る選手。「若手育成選手」は2、3年後の一軍入りを目指す若手選手。「在庫選手」はトウの立ったベテランや「若手育成選手」の枠に入れなかった若手たちを指すとか。
このうち不良債権化している「在庫選手」はトレードの対象になる。そういった選手たちは自分の置かれた立場を分かっているのだろう。球団幹部が近づいただけで、「トレードですか?」と聞いてくるのも中にはいるという。
トレード期限までの約1週間、「在庫選手」はドキドキしながら毎日を過ごすことになる。
(日刊ゲンダイ2011年7月27日掲載)
広告代理店の友人
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